工事実績の紹介

野木町K.S.様新築工事①

のご紹介

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 今回は、去年完成した注文住宅の施工状況等をご紹介しながら、当社の下地施工の考え方や仕上げ状況についてご紹介したいと思います。設計デザインについては、お客様の設計士さんが入っていますが、施工や下地については、当社提案を設計士さんの了承という形で進めさせて頂きました。当店の新築工事の実績としてだけでなく、下地施工の方針・取り組み方・メンテナンスを考えた仕上げなど、リフォーム工事でのお客様の悩み事や心配事の意見を活かし、積極的に解消した住宅でもあると自負しています。  不定期ですが、何回かに分けて紹介したいと思います。

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     木造ガルバ鋼鈑立平葺き屋根2階建ての戸建住宅です。建物外部概要としては、地盤改良後、ベタ基礎とし、軸組材は、オール4寸角(120mm)以上です。外壁は、窯業系サイディングとラスモル下地にジョリパット塗りの張り分けとなっています。外部の特徴としては、建物の玄関から西側まで屋根が張り出た(玄関側は壁あり)コンクリート土間となっており、広縁・通り土間的な意図となっています。工事としては、付帯・外構工事も含めた請負でした。

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     設計者のデザインと太陽光パネルとの相性により、ガルバ鋼鈑の立平ロック葺き屋根仕上とし、下地は、野地合板+木毛セメント板の仕様でした。今までの経験から、金属製屋根での心配事は、塗替えのメンテナンスと防音・断熱への対策です。塗替えメンテナンスは、お客様も十分に心得ての決定でした。しかし、屋根下地においては、重量や防音・断熱性を考えて設計者の了承のうえ、木毛板をやめて、垂木間に発泡ポリスチレン保温板を使用する事としました。結果、野地と保温板の間に通気層を設ける事で建物全体に空気層ができ、また、天井断熱材をロックウールとすることで、防音・断熱対策は完璧となりました。

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     2階の床の施工ですが、仕上げは木質フロア仕上げとなっています。ここで、リフォーム時などや相談を受ける事は、2階の物音が気になるという事です。そこで、プラスターボードによる乾式の防音対策工法を採用しました。以前のリフォーム工事で実際に効果を確認していますので設計者にも了承頂けました。さらに、1階の天井は、吊木を防振吊金具にし、ロックウール断熱材を防音対策のひとつとして、敷きつめました。子供が大きくなった時には、かなりの実感をして頂けると思います。